最近出た、革命レベルにやばい曲たちを紹介するやつ

thumbnail2021セットリストについて

すいません、色々あったとはいえサボりすぎました。。。そうこうしてるうちになんかめちゃくちゃ涼しくなってきましたね。去年も9月入ったら途端に涼しくなった気がする。

超今更なんですけど8月からここ最近まで立て続けにすごい曲が出まくったので、紹介していきたくてですね。。。もしこれチェックしてない!ってやつあったらぜひチェックしてみてください。カテゴリーごちゃまぜにいろいろ紹介してます。

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Midnight – 大森元貴

作詞:大森元貴, Kyte 作曲・編曲:大森元貴 発売日:8/6

鬼才・大森元貴が示した新たなエンターテインメントの境地

言わずと知れたMrs. GREEN APPLEのフロントマン・大森元貴のソロプロジェクトの2ndシングル。

前からミセスはすごく好きなバンドでワンマンに足を運んだこともあるくらいだったんですけど、彼が今こうやってソロで曲を出してるってことは割と最近知った口で。で、どんな感じのをやってるのかなって思って聴いてみたんですけど、

とにかく凄すぎる、これ。

1stシングルの「French」の方から聴いたんですけど、エレクトロニカ、チルアウトをベースにした編曲にミセス時代でも数えるほどしかない最高音A5(hihiA)のボーカル。どう考えてもバンドマンがやるようなアプローチじゃない。このクオリティをほぼ1人で完結させれる才能がとにかく恐ろしくなった。

で、このmidnightなんですけど、もう衝撃の度合いで言えば米津玄師がLOSERを出した時以上って言っていいかもしれないです。まず編曲はさることながらメロディの組み立て方も洋楽志向な感じがあります。個人的な感想なんですがAメロのメロディをそのままサビに持ってくる手法ってJ-POPではなかなか見受けない気がしますね。そんなにたくさん聴いたことあるわけじゃないので偉そうなことは言えないですけど、UKだったりK-POPだったり海外のダンスミュージック・HIPHOPシーンの吸収量が半端じゃないと思います。

そしてMVのダンス。ただMVで踊るだけじゃなくジャニーズやK-POPアーティストがよくやるダンス練習動画まで公開する徹底ぶり。その域のパフォーマンスをバンドマンが独力でやってるのがどれだけすごいかお分かりいただけるだろうか。。。もう彼はバンドマンなんていう肩書に収めて良い存在じゃないです。エンターテイナーの完成形と言っていいんじゃないかと。

ソロでこれだけ才能の限りを尽くす大森元貴がバンドとして、Mrs. GREEN APPLEとして帰って来た時果たしてどれだけ暴れてくれるのか、もう今から楽しみでしかない。そう思わせてくれるほどにこのソロ活動は自分にとって鮮烈なものでした。マジで再生回数200万とかで収まってていいものじゃないと思う。世間、もっとこの才能に気付いて。。。

月の兎はヴァーチュアルの夢をみる – 月ノ美兎

発売日:8/11

Vカルチャーの多様性を象徴する、心地いい混沌

にじさんじの顔といえる存在である委員長こと月ノ美兎が超前衛的なアルバムを出してきた、っていう事実だけでもうワクワクする要素しかないんですよ。今までVTuberは前衛的な音楽が多いっていうのも割と個人勢だったりそんなに有名じゃない所の話だったりした中だったので、業界最大手からこんなバチバチに攻めた作品が出てきたことをまず評価したいです。

作家陣には広川恵一(MONACA)長谷川白紙NARASAKIIOSYS堀込泰行TAKUYA(ex. JUDY AND MARY)いとうせいこう、という錚々たる面子。そんな面子が楽曲提供が何だと言わんばかりに個性を前面に押し出したプロデュースをしてる。これを表現するとしたら、

クリエイターが「月ノ美兎」というガジェットを使って遊んでる

って感じです。音楽マニアが喜ぶのはもちろんなんですけど、別にそこまで音楽に詳しいわけでもない委員長のリスナーやVファンにも受け入れてもらえるっていう前例になればVtuberの音楽の可能性、めちゃくちゃ広がると思うし、Vカルチャーの「多文化のハブ」的なあり方としてもそうなっていってくれたらなーっていう気がします。

個人的には長谷川白紙が好きなので、「光る地図」を全力で推していきたいですね。ブレイクコアの要素を挟んだワルツ、という最高に癖しかない構成、聴く人が聴けばもう一発で彼が作ったってわかるやつです。さらに長谷川白紙特有の高いウィスパーボイスを見事に委員長が再現してるところもすごくポイントが高いです。混沌としたアルバムの中でも一際異彩を放つ白紙ワールド全開の曲なので最高におすすめです。

Nebula – 上田麗奈

発売日:8/18

「声優による歌」の深淵に挑んだ一枚

次に紹介したいのは声優・上田麗奈さんの3rdアルバム。上田麗奈さんと言えば去年の3月に出したアルバム「Empathy」も意欲作として音楽オタクの間で話題になったのが記憶に新しいような気がしますが、今回のこれ、本当にやばい。

僕の個人的な考えとして、声優ってやっぱり声、喋ることが本職である以上、「歌う」っていう行為の意義も普通の歌手とは違うなって思うんですよね。音楽の中でどのように「声」を表現するか、それが声優音楽の本質じゃないかと思っていて、それを究極的に突き詰めるとエレクトロニカやアンビエント、あるいはシューゲイザーみたいな、「声が楽器の一部として溶け込めるような音楽」なんじゃないかなと思うんです。ただそれをやったところで万人が食いつくようなものは絶対作れないし、それをやるには勇気がいるわけです。ただそれをやってしまっているのがこの作品。

「歌を歌っている」というより「会話にメロディが乗ってる」

こんな表現が似合うなっていうのがこの作品を一通り聴いた感想です。特に最初の方。まさしくさっき言ったようなエレクトロニカやIDMといったジャンルで葛藤を表現していて、後半に行くにつれて「歌」らしくなってくる。1枚の中で「声」が「歌」として出来上がっていくまでの過程が表現されているような感覚もあります。

特に前半の「白昼夢」~「scapesheep」にかけてのダークで無機質な雰囲気と、ラストの方のソウル、アシッドジャズ系統の開けた印象との対比が美しくて、これが1枚のアルバムに両立してるバランス感覚もすごいものがあると思います。

自信を持って言っておきます。これは声優音楽作品の最高傑作に値すると思います。どんな音楽が好きとか関係なく絶対に聴いて損はないです。絶対。

Editorial – Official髭男dism

発売日:8/18

トップアーティストの「やりたいこと全部やった」

まさにそういうアルバムです。人気が出るとかそういうの以上に自分たちがどういうことをしたいか、それにすごく素直な作品です。それでもちゃんと人ついてくるからやっぱりトップアーティストは強いなって話なんですけど。

Pretenderが出た頃だったかな、確かサブスク時代に迎合するだけの曲は作りたくないみたいなことを言っていた気がするんですけど、まさに表題曲「アポトーシス」は改めてその意思表示をするかのような、6分半の大作。そしてデジタル主体の編曲だったり、どこからサビかはっきりしないメロディ設計だったり、攻め要素が満載で。セルフプロデュースでここまでやるのかっていう驚きももちろんあるんですけど、これはセルフプロデュースじゃないと為せない技。J-POPを代表するアーティストがこんな型破りなことをやってくれるシーン、面白いに決まってます。

個人的に刺さったのは「ペンディング・マシーン」でした。曲調としてはもうこのバンドの伝家の宝刀と言っていい90sシティポップって感じなんですけど、メロディ構成がとにかくすごくて、これもやっぱりサビらしきサビがない。だからといってパッとしないわけじゃなくて、全部のメロディにインパクトがある。冗談抜きで全編サビみたいなのを自然な流れでやってしまっているのがこの曲。それで全然キャッチーな曲として聴けるので、藤原聡ってマジシャンか何か?って思います。

もちろん他の曲も全部すごいので斜に構えないで聴いてほしい。売れれば売れるほど面白くなるバンド、それがOfficial髭男dismです。

と、まぁこんな感じの、久しぶりの記事でした。

一回モチベ抜けると立て直すまで結構大変ですね。。。何か、どこかで義務感みたいに感じちゃうとどうしても逆に出来なくなるみたいなところあるんですよね。VTuberが引退していっちゃうのもどこかでそう思っちゃってモチベ消えちゃうのかなぁ…みたいに感じるところあります。

そう言えばみなさんワクチン打ちました?わたくしつい先週1回目打ってきたんですけど、1回目は何とか、ちょっとだけ筋肉痛かな~くらいで乗り切れました。でも周りは1回目からかなりヤバくなってる人も見かけたんで怖って感じなんですが、2回目果たしてどうなるか、生きて帰れるのでしょうか…?

そんな感じで、次紹介したいやつもあるので早めに取り掛かります。今回はこの辺で~~。

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