新譜とか関係なく最近聴いてるやつ March, 2021

thumbnail2021セットリストについて

ねぇねぇ、やばくない???2021年、3ヶ月終わったよ?ところで、ちょうど1年前と言えば緊急なんちゃら宣言でゴミカスなこの世でしたね。今年の春は伸び伸びやっていきたいですね。

ちょっと今月は新譜とか関係なく今聴いてるやつをいろいろ紹介させてくれん?いいよ、了解!それじゃあやっていきましょう。

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Real (feat. Yooh) – 羽衣珀月

作詞・作曲・編曲:Yooh 2020/11/18発売 アルバム「A la crate!」収録

VTuber界の深淵にあった「音の衝撃」

いや、自分のdig不足がいけないんですけど… なんでこんなやばいアルバムが出てるのを見逃してたん?どうにも「Reverse Real」っていうVTuberの音楽レーベルがあって、そこからのコンピの曲ですね。

プロデュースのYoohさんはBeatmania、SOUND VOLTEXといった音ゲーの楽曲を中心に活動する作曲家で、VTuberのオリジナル曲では他に夜見乃エネさんに「Unexpected Error」という曲を書きおろしていたり。

いや、マイナーすぎて全然箱で聴いたこともなかったんですけどこれやばいね… たまたま「音楽を止めるな」っていうYouTubeのV音楽ノンストップ配信で流れたのをフォロワーがツイートしてて、それで知ったんですよ。この辺のジャンル区分だとMelodic Bassとかいうのが一番近そう。正直よくわからんけど。イントロから感じる只ならぬダークで神秘的な雰囲気、芯のある力強い感じのボーカルとトラックの親和性、ドロップのえげつないサブベース。どこを取っても強さしかない。こんな曲が奥深くに眠ってるV業界ホント怖いなって思いましたね。いい意味で。

あと、このアルバムでもう1曲おすすめしたいのがNanoha。さんの「Chocolate Lonely Logic」

作曲はトラックメイカー・ボカロPのCapchiiさん。歌モノ仕立てのKawaii×Future Coreで、可愛いボーカルと凶悪治安のドロップの落差が最高すぎる曲です。他にもいろんなジャンルのいい曲がたくさん入ったコンピなので気になったらこれは是非チェックです。

「鉛色の街」 – quoree

2021/1/11配信開始

2021年要注目の新感覚VOCALOIDエレクトロニカ

ここ最近いろいろ電子音楽系のボカロを漁ってたら見つけたやつ。Trap、エレクトロニカといった要素を持つ全3曲のEP。

それぞれの曲で様々な環境音がサンプリングされて使われていて、ASMRを聴いているように音が気持ちいいんですよ。こういうエレクトロニカ的なものって世間では無機質とかそういう言われ方をされることが多いですけど個人的には全くそういう印象はなくて、楽器の音だけでは出せない独特の奥行きがあるのがこういう音楽の好きなところだなーって思ってます。

そしてこういう音楽とVOCALOIDの相性、抜群だなって思いますね。去年も一時期こういうチルめのボカロにドハマりしてて、やっぱりボーカルもインストゥルメンタルの一部として解釈するこの手の音楽と元より楽器的ニュアンスが強いVOCALOIDは合わないわけがない。quoreeさん、2021年注目したいトラックメイカーの1人です。

「Decoration.」「Harmony.」 – MOTTO MUSIC

「Decoration.」2/23, 「Harmony.」3/28発売

新時代同人レーベル、満を持して始動

今年の頭に発表された、弱冠19歳のトラックメイカーKakeruさん主導のもと実力派トラックメイカー・同人系ボーカリスト・Vシンガーが集合したレーベル「MOTTO MUSIC」のコンピレーションEPが2月連続リリース。今や知名度の高いKOTONOHOUSEさんや昨秋M3で「Low Bit Fantasy」をリリースした星宮とと×Kijibatoなどといったメンツが名を連ねる本格派エレクトロサウンドのコンピです。

それぞれのEPの中から個人的におすすめしたいのはyuigotさん×Suchさんの「リナリアとテレパシー」とMameyudoufuさん×メトロミューさんの「Memories of the Past」。

「リナリアとテレパシー」はFuture Funkやネオ渋谷系のような要素を盛り込んだポップな2step。途中に登場する、田中秀和氏の曲を思わせるような分数augコード(G#aug/D)があくせんととして働いていてよりおしゃれな響きになってるのが好きです。

「Memories of the Past」はR&B調のローファイな曲で、Mameyudoufuさんの所属しているレーベルMEGAREXで出しているバキバキのサウンドとは打って変わった印象です。元々チルアウト寄りなメトロミューさんの曲風に寄せた結果ではあると思うんですけど、MEGAREXの方でもあらゆるジャンルコンピに名を連ねるMameyudoufuさんにこんなのまで作られるともう凄すぎて逆に何が無理なの?っていう気持ちになります。

MOTTO MUSIC、既にフルアルバムの制作も告知されてるので俄然楽しみだし、こうやって公式にクラブ界隈とVシンガー界隈を紐付けたプロジェクトはなかなかなかったので(電音部がそうかもしれないけど)、もっと手広くやっていってほしいし応援したいですね。

アマカミサマ – 名取さな

作詞:只野菜摘 作曲・編曲:田中秀和 3/29配信開始

電子系サウンドに変態コードを乗せた田中秀和サウンドの究極

3月の最後に出てきたとんでもないやつ。秀和さん、Share the lightの時にFuture Coreとバンドサウンドの融合を試したり、鹿乃さんの楽曲では実際のシーンのトラックメイカーを編曲に呼んだり、かなりクラブミュージック方面を研究してたようですが、今回のこの曲はその完成形って言っていいんじゃないですかね、、、Aメロ、サビでドラムンベース/リキッドファンク、BメロでChill Trap、音作りもクラブ系の歌モノのそれとほとんど遜色なくて、もうこの時点で田中秀和氏の無敵感がやばい。

あとはメロディラインの作り込みもすごい。ただのスケール上の旋律じゃなくて、半音を挟むことによってエモさを最大限引き出す抜群のセンスがあります。そしてこれに田中秀和の代名詞ともいえるコード進行が乗ってると。自分でも聴いただけじゃ何をやってるのかわかんなくてまとめサイト見てあーなるほどねくらいの理解は出来たんですけど、実際なってるコードはもっと複雑怪奇だと思います。普通に行けば4536かなっていうメロディにえげつない借用和音乗ってたりするし。

そしてこれだけの難解な技を詰めておきながらしつこさが全くない。「灼熱スイッチ」とかはコードの主張が凄く激しい(多分多少は狙ってる)んですけど、この曲は意識しなければあ、お洒落な曲だね~で終わるくらいコードの主張が抑えられてて、ボーカルを立たせることに徹してる感じがするんですよ。これはメロディが凄いのかアレンジが凄いのか…多分両方ですね。どう凄いかは説明無理。やってることヤバすぎるもん。

個人的には田中秀和氏の最高傑作だと思ってます。逆にこれを塗り替えるような曲作ったらいよいよ本格的に恐怖を覚えてきますよ。。。間違いなく歌モノ作家として日本最高レベルなのを改めて実感しましたね。

終わりに

すいません!!またニッチな電子音楽とかいう趣味全開なラインナップになってしまいました!!!いくらなんでも斜に構えすぎ、それはそう!

やっと第二次なんちゃらクソ雑魚宣言が終わってくれて夜イベなんかも徐々に再開し始めてくれましたね。何とかまた増えないでくれないと7月のageHaの雲行きが怪しくなるので…とりあえず今それのためだけに生きてるみたいなところあるので持ちこたえてほしいです。はい。

気づいたら冬終わってたし日は長くなってるし季節感覚バグってきますね…まぁ昔からなんですけど。みんなは僕みたいに情緒不安定にならないように季節の変わり目は肌で感じるようにね。

次回はどんなこと書くか未定ですけど多分伸びとか気にしないでまた自分の趣味全開にするんでそのつもりでよろ!と、いうわけで今回もお付き合いありがとうございました。今回紹介したやつ気になったらチェックしてみてね!絶対!

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