…….っしゃあぁぁぁぁテスト終わったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!
お久しぶりです…って更新する度に言ってるなこれ。
もう少し定期的に更新出来たらいいんですけど、何にせよ今月はそういうわけにもいきませんね…。
ただまあテスト期間中も音楽をdigることをやめられなかった中毒者ぶりを発揮し続けてたわけなんですけど・・・
そこである”真理”に行きついてしまったんですよ。
VTuber、やばくね?
これ、僕の周りのフォロワーさんはほとんど気づいてたみたいですが…
正直後悔したよね…
なんでもっと早くこの界隈に手を出さなかったのか…うん。音楽知らなすぎるなって改めて思いましたね。
なので、この記事ではまだこの事実を知らない人たちにこの、Vtuberの紹介を通して今VTuberの音楽がアツいってことを伝えたいです。
まだ少なからず偏見を持たれてるジャンルだけど、音楽っていう点では間違いなくJ-POPの最先端です。ぜひ読んでくださいよろしくお願いします。
Kawaii Future Bassという存在
Vの音楽を語るうえで切っても切り離せないのがKawaii Future Bassっていうジャンルの音楽ですね。その話をさせて…!
この類のサウンドは5年くらい前にSnail’s Houseっていうトラックメイカーが最初に作り始めました。
この人、2018年上半期にSpotifyで海外で多く再生された日本人アーティスト9位に入るほどのすごい人なんですよ。
メインシーンの方でも、あの星野源の「サピエンス」って曲のベースプログラミングを担当していたりと、今めちゃくちゃ注目されてるアーティストですね。
代表曲はこちら。
Future Bass ~ Ujico* Snail’s House ▸ Pixel Galaxy
他にこのシーンで活躍しているアーティストとして、偉大なトラックメイカーの人たちがいまして。代表的なのはこの4組。
詳細は、後々にちゃんと書くので詳しいことはそっちで…
ひとまずこの4人の名前だけは抑えておいて欲しいです。
Kawaii Future Bassがヒットした2つの理由
で、なんでこの手の音楽が海外でヒットしたのかって話なんですよね。
その理由は2つあります。
ひとつはこのジャンルはそもそも同人音楽からスタートしたから。
元々はSoundCloudからキャリアをスタートさせた人が多いんですよね。
サンクラは海外のサイトで、無料で聴ける。
その点で普通のJ-POPに比べたらそもそも開かれた音楽だったんじゃないかな、と。
もう一つがこのジャンルは、Future Bassと名乗ってこそいますが、全く新しいジャンルのものだから。
日本固有の音楽であるところのシティポップや渋谷系と、海外由来のクラブミュージックが結びついた全く新しいジャンルのものなんです。
個人の感想ですが、その新鮮さが海外でウケたっていうのもあるんじゃないかなって思いました。
代表曲のサンクラのリンク貼っておくのでよかったらチェックしてみてくださいね~~~
さて、そろそろ壮大な前置きをやめて本題に入りますか…。
Vtuber 注目アーティスト7選
Kizuna AI
Kizuna AI – future base (Prod.Yunomi)
やっぱり誰が何と言おうとVTuberのムーブを生み出したパイオニア、Kizuna AIですね。
去年末にこの曲を某アニクラで聴いてブチ上がったのが始まりでした。
この曲の作曲者はというと、、さきほど紹介したYunomiさんですね。
「Future Base」っていう曲名だけあってまさしくFuture Bassを体現しています。
この一発は間違いなくVTuber × Future Bassっていう今まで至るムーブメントを形成したんじゃないかと思います。
他の曲だとあの中田ヤスタカだったりTeddyLoidだったりとまさに最前線のトラックメイカーを揃えてて強すぎる。
Kizuna AIがこうやって振り切った音楽をやってくれたことはかなり大きなインパクトを与えられたように感じますね。
Kizuna AI – AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)【Official Music Video】
YuNi
Kizuna AIと大体時を同じくして出てきたのがこちら、YuNiちゃんですね。
こちらのプロデュースを主に手掛けているのがこちらもKawaii Future Bassの界隈で主に活躍している女性トラックメイカーのYUC’e(ゆーしえ)さん。
先程のYunomiさんとは共同で未来茶レコードというプロジェクトを主宰するなど親交が深いです。
YuNiの音楽性は軽快なエレクトロポップがメインで、聴いてて楽しい気分になるかなって思います。
一方でそれとは対照的にミステリアスな雰囲気をまとったポスト・ロックを歌うのも魅力です。
こちらをプロデュースしたのは坂本真綾「色彩」などの作曲で知られるバンド・la la larks。
この2つの音楽性の使い分けは彼女の大きな武器といえると思いますね。非常に注目したいバーチャルシンガーのひとりです。
AZKi
【1stオリジナルソング】Creating world【開拓するの私の世界】
このAZKiちゃんはさっきの二人のようなエレクトロ路線とは一線を画して、ポップやラウドロックなどの様々な要素を持つシンガーですね。
非常に透明感のある歌声が魅力なんですけど、激しい歌でもバックに負けない力強さも持ち合わせています。
【7thオリジナルソング】Fake.Fake.Fake/AZKi【AZKi BLaCK】
生身の人間が歌うのとは違って音楽にキャラを合わせに行くというアプローチの手法を取れるのはVTuberの大きな魅力といってもいいと思います。
生身の歌手ではなかなかここまで極端に音楽性を振っても成功するケースはあまり多くないように思うので。
VTuberが台頭する以前からこの手法で音楽を作っていたアーティストとしてはEGOISTの存在があって、AZKiという存在が一つVtuberの大きな源流になっている気がしました。
somunia
somuniaはこれまで取り上げてきたアーティストの中でも、最初に紹介したKawaii Future Bassの文脈が非常に強いアーティストですね。
囁き掛けるような歌声とリズム感のある歌詞、そして一度聴いたら癖になること間違いなしのエレクトロサウンド。
三拍子揃った大注目のアーティストだと思います。
そんな彼女が歌った界隈を震撼させたサウンドがこちら。
twinkle night feat. somunia – nyankobrq & yaca
まさに完全神曲。アンビエント感を出しながら、シティポップにドラムンベースを混ぜたような。
コード進行とか同じものをループさせてるだけのはずなのに全く展開に飽きが来ない。リラックスと高揚感が同時に押し寄せてきてわけわからん。
まさに天才という言葉が似合う一曲なのでぜひとも開いて聴いてみてくれとしかもう言えないです。
マジで聴いて()
エルセとさめのぽき
エルセとさめのぽき – BLUE (Official Video)
今まで女の子のVTuberばかり紹介してきたので、少し路線を変えて。
海の底に落ちた少女エルセとさめのぽきの男女デュオで、作曲は全てさめのぽきが担当しています。
「深海からにんげんさんの歌を届ける」というコンセプトから生み出される幻想的な楽曲は、単なるポップスではなく、ロックやジャズ、エレクトロニカなどの様々なジャンルから多彩にアプローチしてきます。
そんな才能が遺憾なく発揮されているのがこちら。
エルセとさめのぽき – UnderWater (Official Video)
アンビエント的なアプローチからサビの転調で開放させていく形ですね。
映像も相まって曲の雰囲気がとても伝わると思います。
間奏のピアノのジャズアドリブは必聴。
これだけいい曲作ってるんだからもっと伸びてくれ…(懇願)
KMNZ
VR – Virtual Reality / KMNZ [Official Music Video] #KMNZVR
こちらも2人組ユニットで、ラップを主として活動しています。
こちらを作曲したのは冒頭に紹介したSnail’s House。
彼のオリジナル作品は基本的にインストゥルメンタルなので、こうして歌詞の入ったサウンドはある意味で新鮮ですね。
Virtual Realityということで二次元と三次元を同じMVの中に混在させています。
Augmentation (feat. Moe Shop) / KMNZ [Official Music Video]
こちらも最初に紹介したMoe Shopがプロデュースを手掛けています。
Augmentationっていう題名ですがどこかの某作曲家さんが多用しているコードの話ではないです(多分)。
Moe Shopの楽曲は割とFuture Funkとシティポップを折衷したような曲が多い印象なんですけど、こちらもクラブミュージックでありながらコード進行を工夫していたり(augも登場する)と持ち味が出ていて気分的にもノレる楽曲なのでオススメです。
星宮とと×TEMPLIME
VTuberなのかといわれると微妙な線かもしれませんがこちらの星宮ととちゃん。
TEMPLIME(テンプライム)さんというV界隈で活躍しているトラックメイカーさんと組んで活動しています。
ディスコのような印象が強い楽曲で、ジャジーなコード進行とシンセベースのグルーヴ感が癖になる楽曲です。
これはほんとにやばいやつ。
生半可な気持ちで聴いたらいきなり間奏で激エモtrapが始まって脳汁溢れるやつです。
これだけ聴いてもTEMPLIMEさんのトラックメイキングのセンスの高さがうかがえると思います。視聴は頭おかしくなっても責任を負いません(ぜひ聴いてね)
終わりに
いかがでしたか…。他にもいいのいっぱいあるんだけど疲れたのでこの辺にさせてください()
いろいろ書いてたら過去最高の分量で5000字超えてました。
いやこれでも4000字なのか…。やっぱレポートってクソ()
今回のブログについて総括するなら、生身の人間が表に出ないことによって引き出せる新しい魅力がこのVTuberっていうコンテンツには秘められていると思うんですね。
アイドルの世界観作りなんかもあんまり非現実にしすぎると興醒めしてしまうところがあるんですけど、そこをもう一段階踏み込めるのはバーチャルの大きな魅力かなって思います。
とあるフォロワーさんが「2020年の音楽シーンはVTuberが天下を獲るかもしれない」と仰っていたんですけど、まさにその通りじゃないかと思いますね。
海外展開という面でも、YouTubeを主戦場にしていることから一歩リードしているといえるし、そもそも最初に話したように、VTuberが得意とする音楽性は海外受けも非常に良いんじゃないかっていうのもあるし。
ちょうど10年前の今頃のネット音楽文化って、ボカロが発展して全盛へと向かっていった時代なんですよね。
それと同じことを今やろうとしているのがVTuberなんじゃないかな。
同人上がりのクリエイターとバーチャルシンガーが合わさって新しい音楽を生み出すという点はまさにそうじゃないですか?
だからまだVTuberって言われて偏見を持ってしまう人たちも、まずは一回聴いてみませんか?
この記事内でもいくつもの楽曲を紹介しています。
まずは、これらの楽曲から試しに聴いてみて下さい!
サブスクなんていう便利なものができて音楽聴き放題あさり放題になったことだし。そしたら間違いなく新しい世界が見えてきます。断言。
さーて。YouTubeのリンクでスペース稼いでるとか言わないでやってください、これでも頑張ったので。そろそろ今回の記事は終わりにします。
最後までダラダラ長文に付き合ってくれてありがとう。また次回もよろしくね。
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