VOCALOIDの新たな可能性「ボカロエレクトロ」の話

thumbnail20210226 好きなもの雑語り

前回割とすぐ投稿するって言ったんですけど結果的に間が空いてしまいましたすいません…!

実は管理人が体調を崩して数日寝込んでしまっていて、それでしばらく休んでいました。今は割と元気になってきたのでそろそろ再会していきたいと思います。申し訳のなさ…

今回も前回に引き続きボカロの話第2弾ということで、今回は個人的に要注目なコンテンツ、

ボカロエレクトロについて話したいなーと思います。

前回記事はこちら!

「ボカロエレクトロ」とは?

ボカロエレクトロ。いきなりこんな単語を出されても、何のことやら… と思うかもしれませんが、簡単な話、エレクトロ系のボカロ音楽のことです。その昔は初音ミクとテクノポップを掛けて「ミクノポップ」なんていう呼び方もなされていましたが、2, 3年前からは次第に「ボカロエレクトロ」という呼び方が使われ始めていますね。

ボカロエレクトロの歴史

そんなボカロエレクトロの源流と言えば、何と言ってもkzさん。ボカロエレクトロはおろかボカロそのものの源流と言っても差し支えない巨匠であり、代表作「Tell Your World」をはじめとした作品の数々が後のクリエイターに与えた影響はエレクトロ方面のみならず計り知れないものがあります。

livetune feat. 初音ミク 『Tell Your World』Music Video

その後に大きな存在として現れたのが八王子P、Gigaさんといった面々。kzさんのキラキラとしたエレクトロポップに影響を受けつつも、それぞれの方向性へとサウンドをより強いものへと進化させました。

八王子P「Sweet Devil feat. 初音ミク」
Giga – '劣等上等'(BRING IT ON) ft.鏡音リン・レン【MV】

なんですけど、ボカロ全盛期と言われた2012年前後からそれ以降はシーンを代表するような名曲はバンド系が多く、さっきまで挙げたような本格的なエレクトロはなかなか上がってこなかった、もちろん出てはいたんですけど埋もれてしまって今に至る… というのが実情でした。じゃあ何で今このタイミングで注目されようとしているのか、そう考えられるのか…?実は様々、理由があるんですよ。次のトピックで見ていきましょう。

ボカロエレクトロを取り巻くイベント

HATSUNE MIKU Digital Stars

「HATSUNE MIKU Digital Stars」は、2016年から世界各地で展開されてきたボカロを中心としたオールジャンルのクラブイベント。昨年は8月30日にオンラインで開催され、最大で約8000人の同時接続を記録する賑わいを見せました。また、この際テーマソングとして採用されたのがインターネットを中心に活動するクリエイター・colateさんの「Wonder Style」でした。

【初音ミク】Wonder Style / colate feat. 初音ミク【Digital Stars 2020】

Digital Starsはこれまで海外で開かれてきましたが昨年のオンライン開催、さらに国内開催も予定されているのでボカロエレクトロシーンが盛り上がるきっかけの一つになってくれるんじゃないかという期待があります。時期・開催形態は未定ですが2021年も開催が既に決定しており、今回はクラブシーンやVTuberへの楽曲提供で活躍するgaburyuさんとnyankobrqさんによる「sweety glitch」がテーマソングとして採用されています。

【HATSUNE MIKU Digital Stars 2021】sweety glitch / gaburyu & nyankobrq feat. 初音ミク

The Vocaloid Collection

実際にボカロエレクトロが脚光を浴びた実例として見逃せないのがこのThe Vocaloid Collection、通称ボカコレです。オリジナル曲や歌ってみたなど様々な部門がある中で、Remix部門でエレクトロ勢の力作が目立ちました。こちらの市瀬るぽさんがRemixしたはるまきごはんさんの「メルティランドナイトメア」は原曲からガラッとイメージを一新したブレイクビーツ仕立てのアレンジで見事2位に輝いています。

はるまきごはん – Melty Land Nightmare / Ichinose LUPO Remix

次に紹介するのは、6位にランクインしたpicco(ピッコ)さんによるポリスピカデリーさんの「キレキャリオン」のRemix。可愛らしさのあるFuture Coreサウンドが印象的です。

ポリスピカデリー – キレキャリオン (picco Remix) [Future Core / Future Bass]

もう一つ個人的に紹介しておきたいのがこちらのTwinfieldさんによる「乙女解剖」のRemix。Future Riddimと呼ばれるDubstepの派生型のサウンドを使った原曲の雰囲気から一新した斬新なRemixです。

DECO*27 – 乙女解剖 feat. 初音ミク (Twinfield Remix)

こんな感じでボカロエレクトロの躍進がかなり目立つランキングとなっていたので気になった方はニコニコのタグ「ボカコレ2020冬REMIX」で検索すると色々出てきます。ちなみに1位はOSTER ProjectさんによるMitchie Mさんの「好き!雪!本気マジック」のアレンジでした。流石一流ボカロP。。。

プロセカNEXT(楽曲公募)

以前記事を書いたセガのスマホ音ゲー「プロジェクトセカイ」の楽曲公募においてもボカロエレクトロの躍進が感じられます。プロセカは現時点でもプレイ人口がかなりいるので認知度の向上ならここが一番期待できるんじゃないかと思います。サービス開始前の公募で採用された市瀬るぽさん、そして昨日実装されたいるかアイス(Irucaice)さんは共にこのカルチャーを牽引する存在なので、プロセカで知ったことを機に興味を持ってもらう、というのはかなり考えられるし期待したいですね。

alive / 市瀬るぽ feat.鏡音リン
irucaice – Brand New Day feat. Hatsune Miku

「Brand New Day」は「Prhythmatic Hardcore 2」という同人CDにも収録されている曲で、ボカロながら音ゲー曲に相応しいハッピーハードコアです。その分ゲームにも超難易度で実装されました。。。音ゲー下手勢の自分はなんとかMASTER解放するのが精一杯でした。

といったように、まさにボカロエレクトロ、これから伸びるジャンルであり、ボカロの新たな可能性と呼ぶに相応しいポテンシャルを秘めているんじゃないかと思うわけです。次にそんなボカロエレクトロのカルチャーを盛り立てている存在を紹介してみようと思います。

ボカロエレクトロを代表する2つのレーベル

On Prism Records

あらゆるジャンルで本格的サウンドを展開する圧倒的実力派

On Prism Recordsは先ほど紹介したいるかアイスさんが主宰するレーベルで、他にも市瀬るぽさんや2017年のマジカルミライ楽曲コンテストでグランプリを獲得したkeiseiさんなどが参加しているレーベルです。コンピレーションアルバム「Prhythmatic」シリーズをはじめ多数の作品を発表しており、Future Bass、Tranceといったあらゆるジャンルでボカロの新たな可能性を切り開いてます。

さらに、ボカロPのみならずそのジャンルの本職のコンポーザーを迎えた作品を出しているのも大きな特徴。先日プロセカに実装された「Prhythmatic Hardcore 2」ではKO3さん、Tanchikyさんなどといった音ゲーマーには馴染みがあるであろうハードコアコンポーザーを迎えて制作したり、トランスのレーベルRiparia Recordsとコラボした「Pardalote」といった作品があり、ボカロでも実際のシーンに食い込むに十分のクオリティを誇る音楽を作っているまさに新時代のボカロの先陣を切る集団と言っても過言ではありません。

On Prism Records
On Prism Records is VOCALOID Electro Sound Label. Established in 2016.

NEXTLIGHT

実際のクラブシーンにも勢力を伸ばす気鋭のトラックメイカー集団

NEXTLIGHTはReno(自傷P)さんとpiccoさんの2名を中心として活動するレーベルで、VTuberへの楽曲提供などでも活動するCapchii(カプチー)さんや作曲イラストの両方をこなすマルチクリエイターOsanziさんなどが主に参加しています。今勢いのあるKawaiiかつ強いエレクトロサウンドとボカロの相性を最大限生かした作品が多いです。

注目作は昨年12月に発売した2つのジャンルコンピ「NX FUTURE CORE」「NX FUTURE HOUSE」。ボカロの中では屈指の完成度を持つクラブユース意識のサウンドとボカロならではのポップなメロディの融合によって全く新しい形の音楽を生み出しているすごいアルバムです。サブスクは未配信ですがBandcampの方で聴くことができるので是非チェックしてもらいたいです。

NEXTLIGHT
NEXTLIGHT is Vocaloid Electro Label.

おわりに

どうでしたか?ボカロエレクトロ、面白くないですか?

これは自分のツイートなんですけど、実際どうもこういう声はあるんですよね。それが悪いとかではないんですけど、現状ボカロエレクトロに持たれる感想って「初期っぽい」っていうのが多くて、やっぱりどうしてもkzさんや八王子Pが作り上げた「ミクノポップ」のアンセム感が長らく界隈を支配し続けているなっていうのは実際あります。ただここに挙げた作品とかを見てもらえればわかる通り、今の「ボカロエレクトロ」は「ミクノポップ」とは完全に一線を画しているし、初期にkzさんとかがやったことをそのままなぞっているだけ、なんてことも全くないんです。初期に出たようなキラキラしたポップもありながらよりディープな突き詰めた音もある、これが今のボカロエレクトロの真の魅力なのかなって思ってます。

そんなこんなで、実は今週末、「39nopops」というボカロエレクトロがたくさんかかるクラブイベントがあります!いるかアイスさん、Renoさん、piccoさんといった豪華出演陣に加えて、Twitch配信もあるので気軽に楽しめると思います!プロセカプレイヤーとしてはBrand New Dayをイベントで聴けるチャンスもあるので見ない手はありませんよ!!!

、というちょびっと宣伝でした。マジで今自分の中で一番アツいので聴いてくれる人口増えてほしいな… 何卒、たくさんの人に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

さて、今回の記事はこの辺で。もう2月終わるらしいね… 次は月末の曲紹介でお会いしましょうか。今回も読んでくださった皆さんありがとうございました。次回もよろしくお願いします!!!

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