ブログやってくぞ!と息巻いて3週間、流石にそろそろ更新しないとオオカミ少年になってしまうので頑張って書いていきます。。。すいません。。。
去年のジャンルについての記事が大変好評をいただいている…というのは前回申し上げた通りなのですが、去年1年間でまた新たな単語を多く耳にしたような気がします。Breaks、とかダリアコア、とか最近いろんな人が何か言ってるけど実際どんな音楽なん?って思われてる方、結構いる気がします。何なら自分もその一人かもしれません。
と、いうわけで!
今回はそんな、去年から今年にかけてブームが到来しつつある最近よく聞くようになったジャンルについて、大雑把な解説をしていく記事を書こうかと思います。何卒、お付き合いくださいませ。。。
Breaks (ブレイクス)
最近一部界隈で盛り上がりを見せているUKベースミュージックシーンの文脈の中で名前を聞くことが多くなったこのBreaksというジャンル。
大雑把な理解として言ってしまえば、ドラムンベースのビートパターンを軸としたBPM130前後のベースミュージック、といったところでしょうか。こんな書き方だとガチ勢にお叱りを受けそうですが…。先述したUKベースミュージックの中でもとりわけUKガラージとの結びつきが強いジャンルかと思います。
かつてはTokyo MachineやNoisestormといったトラックメイカーがカナダの名門レーベルMonstercatからBreaksのナンバーを多くリリースしていました。近年では本国イギリスのレーベルであるDEEPLOTやPunks MusicなどといったレーベルがBreaksを含めたUKミュージックシーンを盛り上げています。
日本では長らく国内のシーンを牽引してきたGenick、Jacotanu(DC Mizey)、kyoといったトラックメイカー達によるレーベル「SPRAYBOX」が発足したことで一気に勢いが加速。2023年も要注目のシーンとなること間違いなしです。
また、少し古い記事にはなりますがこちらも参考にしてみるといいかも。要注目のアーティストの名前が多く出てきます。
Wave (ウェーブ)
Waveは2016~17年にかけてイギリスで起こったかなり新しいジャンルのひとつ。元々はクラブに足を運ぶことができない10代の若者たちがインターネット上で交流する中で生まれていった音楽だったようです。
サウンドの特徴はTrapに由来したビートと波のようにうねうねしたシンセのメロディラインで、BPMは120~140と曲によっては結構バラバラです。
そしてこのWaveがTranceやDubstep、Hardstyleといった音楽と融合していったものが現在Hardwave(ハードウェーブ)と呼ばれているものになります。
現在Hardwaveの分野で活躍するトラックメイカーとしてskeler.やSublab、またHardwaveとHardstyleをミックスさせた作風を持つDeadcrowなどが挙げられます。
日本では先日キング・オブ・トラップの異名を持つアメリカのトラックメイカー・RL Grimeのレーベル、Sable Valleyから楽曲をリリースしたcrp.、東京藝大大学院を卒業し作曲家・プログラマーとして活動するAkihiko Matsumotoといったアーティストがシーンを牽引しています。
今回参考にさせていただいた記事がこちら。もっと詳しくルーツを知りたい方におすすめです。
Digicore (デジコア)
Digicoreはここ2,3年にかけて、Hyperpopとは独立した1つのジャンルとして存在感を表した音楽かと思います。Hiphopにルーツを持ちつつ、アニソンリミックスなどSoundcloudの文化圏やFuture Bassなどの音楽と合流していったような音楽がこのように総称されている、というのが個人的な実感です。また他の特徴として、ボーカルをオートチューンで加工しているということも挙げられます。
早い段階から頭角を現したインドネシア在住のアーティスト・Miraieはまずこのジャンルについて理解するうえでマストの存在だと思います(個人的に)。他にオススメのアーティストとしてIdidntcry、midwxstといった名前を挙げておきましょうか。
日本ではhirihiriとlilbesh ramkoによるユニット・142clawz、lazydollなどいったアーティストが注目されておりおすすめです。
Dariacore (ダリアコア)
最近みんなダリアコアって言ってるけど結局ダリアコアってなんやねん?と思っている方。私も同じです。結局何なんでしょうか。よくわかりませんね。
ルーツとしてはアメリカのトラックメイカー・dltzkが「leroy」名義で制作したHyperpopに「Daria」というキャラクターの名前から取って「Dariacore」を名乗りだした、というのが由来らしい。高速ブレイクビーツ+音を割るという特徴を持ち、新たなカルチャーとして盛り上がる一方で、既存の作品のサンプリングを多用することから権利的にはアウトなものも多い、というのもこのDariacoreの特徴みたいですね。
代表的なアーティストは先述したleroyの他、Soundcloudで「daria vs. core: it’s giving charity!」というコンピレーションアルバムがリリースされており、Dubstepのアーティストとして知られるSyzyなどもここに参加しています。
日本ではhirihiriさんがDJ twinturbo名義で「Turbocore」と銘打った曲をリリースしたりしてます。「Daria」は極論何でもいいらしい。
おわりに
いかがでしたか?
最近よく聞くジャンル、ちょっと興味持ってもらえたりしたでしょうか… え、よく知らなかったのお前だけ?かもしれませんが… まぁ自分で知識を整理しておく意味合いでもあるので…
今回紹介したものは古くから存在していてここ最近で再び盛り上がりを見せているものもあれば、ここ数年で誕生し発展しつつあるものもあります。そんな背景なんかも知ったうえで聴くと新たな発見があったり、実際のイベントに足を運ぶくらいの興味を持つきっかけも生まれやすくなったり、いいと思います。今回貼った音楽も本当に良いものしかないので、時間あるときにでも聴いてみてください!よろ!
あ、あと今回英語にフリガナがついてないんですが…単純におれも読めませんでした!!!すまん!!!!!
ってことで、今回はこれくらいで。お付き合いいただきありがとうございました!!!!
コメント